VOL.8

昔の配色で出ています。

インスタでNBの広告を何気なく開いてみた。昔の配色で厚底ソールが新しく、クッション性がアップした1300に見えた。

NBショップで試し履きすると、スッと足が前に出る感じが気持ち良かった。スタッフさんの接客も気持ち良くて買い物気分のシフトを一気にトップギアまで上げ、サイズ9を購入した(笑) フィット感が増して疲れにくく、クッション性も増しますよ、というアドバイスに従い純正のインソールも購入した。(笑笑)

過去に体験した事のあるアイテムを、再び着用を目的として購入しないようにしている。
それはブランドのオリジナルとも呼ばれるアイテムの事を言うんだけど、例えばVintage Levi’s501やLee101やBaracutaG9、ラコステのポロ、Champion のリバースウィーブ、バブアー、マッキントッシュのゴム引きコート、NB1300もその一つで独特な配色がアイコンとされている。

何故か?
オリジナルは素晴らしいけど、特別感が過ぎて想像力、妄想力を刺激しない。現価格に説得力がない場合がある。取り扱いに気を使う。ただの昔の人になってしまう。

理由は色々あるけど、こう見えてバランスも含めて昔っぽさを周りに感じさせるのは本意ではない。
トレンド的に1周も2周もまわって同じ服を同じような感覚で着用するの出来るだけ避けたいと思っている。

NB1300といえば、1989年頃に百恵の唇(フィナム 蔡さんの命名)やRL(ラルフローレン)が履いているというキャッチフレーズに感化され、Vintage Levi’s やミリタリートラウザーとコーディネートしていた。

前職での10周年別注企画では、その感化されたキャッチフレーズを2009年の技術で進化させ、990に1300の配色を乗せた。グレースーツとのコーディネート提案が楽しかった。
あれから数年、流石に1300は要らないし、1300の配色を履く事は無いだろうと思っていた。
もういいよね、
もういいでしょう、、
もう充分、、、
どんなにアップデイトされていようと、昔の配色には変わらないしね。

足を鍛える為には定期的に違うシューズを履いて走った方が良い、という話を聞いた事がある。
こうなったら朝走でも普段でもとりあえず履いてみよう、という開き直り。。

結果は違った。インスタ広告の所為にして購入した。アップデイトされているから昔とは違う、そして軽走朝走の為に買ったと、もがきながら昔の1300配色をミリタリートラウザーとコーディネートしている、、、鏡に写った自分は、ただの昔の人だった。(失笑)

既に朝走では6回ほど試してみた。肝心な履き心地は結構硬い、見た目の厚底ほどのクッション性も感じられなかった。
コレってそもそもジョギング用ですか?NBショップでは気持ちが盛り上がり過ぎてスタッフさんには一切質問なんてしなかった。

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